ペリドットは8月の誕生石であり、オリーブの色をしていることから鉱物名を「オリビン」といいます。

また複屈折で夜の照明に映えるため「イブニングエメラルド」という別名を持っています。

この石は、マグネシウムとケイ酸などから生成され、微量のニッケルが含まれており緑色の他に無色に近い黄色から茶色まで幅広くあります。

古代ギリシャとローマ時代にはトパースと呼ばれていた歴史もあるようで、3000年以上前に紅海に浮かぶセント・ジョン島で発見された時は「トパジオス」と呼ばれていたそうです。

また古代エジプトでは「太陽の石」として崇拝されており、実際に「パラサイト隕石」からも採取されたこともあります。

歴史上の人物や、古代エジプトでも数々の女王たちに愛されました。

中世ドイツの時代、女性神秘家であるヒルデガルト・フォン・ビンゲンもペリドットをこよなく愛し、肌身離さず身に着けていたとされ「この石には数多くのパワーが備わっています。

身につける者の知能や技能を育み、豊かなものにしていくでしょう」と言葉を残したと伝えられています。

ペリドットは夫婦和合の石とされ、夫婦の仲を深め絆をより強固なものにしてくれます。

また太陽のような輝きを持って、ポジティブ思考と明るさを与えてくれる効果があるとされているので他人への誤解や嫉妬心、罪悪感といったマイナスの感情に捉われやすい方にはオススメです。

本来持つ魅力を内面から輝かせてくれるので恋愛においても効果的とされています。