ブラウンダイヤモンドは「戦士に寄り添う野ウサギの目の色をしたダイヤ」と呼ばれたことがある唯一無二の個性が光るエレガントなダイヤモンドです。

ダイヤモンドは約46億年前の地球の結晶であり地球内部でダイヤモンドがつくられる時、圧力により炭素の結晶が変形しカラーダイヤモンドが誕生します。

ブラウンダイヤモンドが持つ力強い褐色の色は、地球の営みが作り上げたナチュラルな大地の色なのです。

ブラウンダイヤモンドはアーガイル鉱山から比較的豊富に産出されており「コニャック」「シャンパン」という名が付けられています。

カラーダイヤモンドは色の成分が天然の「ナチュラル(ファンシー)ダイヤモンド」と、ダイヤモンドは本物ですが色のみ人工的につけた「トリートメントダイヤモンド」の2種類に分類されます。

アーガイル鉱山で豊富に産出され始めた1980年代まではブラウンダイヤモンドは工業用にしか適さないと考えられていましたが、現地のオーストラリア人はジュエリーの加工に成功しアーガイル鉱山は目標であったファンシーカラーダイアモンドを世界に認知させることに成功し、現在では希少性のあるピンクダイヤモンドの主要産地として有名になりました。

ブラウンダイヤモンドの歴史は深く2世紀に遡り、ローマ人たちはリングに使用し、6世紀のインドでは身分の階級ごとに身に着けるダイヤの色が決まっていたとされ、カースト制度トップのバラモンの次にあたるクシャトリアの戦士たちがブラウンダイヤモンドを身に着けていたとされ、王のもと国や民を守る為命をかけて戦う戦士たちに愛された石です。

大地の色を身に纏い戦地をかける男たちの姿は戦士の証であり、まさに男ブラウンダイヤモンドに相応しい石であります。