オパールは虹色の光が石の中で揺れる「遊色」と呼ばれる効果を持つ「プレシャスオパール」と、この効果をもたない「コモンオパール」があり、ブラックオパールはプレシャスオパールの一つになります。

ブラックオパールは様々な場所で発見されますが、商業規模で探鉱されているのはオーストラリア、ニューサウスウェールズ州北部のライトニングリッジ産地のみになります。

最初にブラックオパールの存在が歴史に刻まれたのは1873年といわれていますが、本格的な採掘が始まったのは1930年で、それから現在に至るまでもブラックオパールはライトニングリッジの町を中心としたこの地域からしか発見されていません。

ブラックオパールは地色が濃いため遊色効果が鮮明に現れます。

その中でも真黒の地色に深紅色と、緋色が鮮明に映し出されているものを「レッド・オン・ブラック」と呼び最高級品と称されますが、更にオレンジ色や緑色、青色などの色が少量美しく混ざっているものは、更に希少で最高級の逸品とされます。

感性や創造性を磨くとされるブラックオパールは、眠った才能を引き出し想像力を高めるとされます。

また虹を閉じ込めたような輝きは、持ち主のオーラを輝かせて良縁を引き寄せ個性を強めカリスマ性を発揮するといわれています。

また感情の起伏を抑制し心を安定させる効果があるといわれています。